社長になりたくない、でも何とかしたいあなたに贈る、社長のすすめ

親の会社を引き継ぐために、社長になれと言われているけど、次のような理由で社長になりたくないと悩んでいませんか?

  • 自分には社長をするだけの力はない
  • 父親を見ていると金繰りや社員への不満などストレスが多そう
  • いつまでも父親が子ども扱いする

など、社長ならではの悩みを抱えていないでしょうか。

また、「会社が倒産すると全責任を負わなきゃいけない」「社員の生活を保証しなければならない」など、社長と聞くと、自分にはとても務まらないのではないかと、考えることありますよね。

しかし、親の会社の社長になっても、ちゃんと会社を経営できる方法があります。

社員がどのような仕事をし、社長の仕事や役割が何なのかを知れば、あなたの悩みは氷解します。それは、特に難しいことではありません。

そこで、この記事では会社の社長になることに悩まず、社員や取引先からも信頼されながら、会社経営できる簡単な方法をお伝えいたします。ぜひ最後まで読んでください。

そもそも社長になるとはどういうこと?

勤めていると、毎月の給料が月末に口座に振り込まれます。そして、終業時間になったら帰宅し、家族との生活をエンジョイできますよね。

そのことが当然と思っていたのではないですか?ところが会社の社長になると、今度は自分が社員に給料を払う身になります。

また、社員が退社すると、一人残って遅くまで、下手をすると土日も仕事をする。

そうです、それは当たっています。確かにしんどいですね。

しかし、そんな社長も日本には400万人近くいます。

本当に社長が苦しいだけだったら、一人もいなくなるはずですよね。

そんな中小企業の社長になるというのは、本当に大変なのでしょうか。

それともなってよかったと思えるのか、社長のこと知ってみましょう。

一般的には、社歴の長い会社に就任する社長には次のようなことが求められると言われています。

社長になるにはこんなハードルをクリアする

社長には商品開発の才能が求められる

20年、30年という長い社歴のある中小企業の多くは、既に売るべきもの、すなわち、お客様が欲する商品やサービスをすでに持っています。

なぜ、既に売れる商品を持っているかというと、それがなければ会社が長い間持ちこたえることはできなかったからです。

すなわち、会社に長い歴史があれば、とにかく、コストの掛かる商品開発のリスクを負う必要はないということです。つまり、社長が才能を生かし、必死になって商品開発をする時期は過ぎています。つまり、今の社長は創業社長のような、商品開発に特異な才能を求められてはいないということです。

もちろん、これから成長していくにはお客様の要望の変化に合わせ、新しい商品やサービスの開発をしなくていいということではありません。

社長はトップセールスマンであれ

創業者は多くの人脈を作り、販路を広げてきたことは間違いありません。

会社が成長するには、商品の開発と営業が欠かせません。会社が、いくらいい商品やサービスを持っていたとしても、それをお客さまに届けない限り、事業は成立しません。

したがって、経営者は販売するために考え続けなければならないことだけは確かです。

しかし、社歴の長い会社の場合、改めて販路開拓に必死にならなくても、既に自社の商品が売れる得意先は、絞られています。また、既に自社の商品やサービスが販売できる先は、社員も知っています。

また、今の時代、見込み客に飛び込みで営業して歩くことはありません。むしろ、WEBマーケティングで新規顧客を開拓することが主流になりつつあります。

つまり、セールスマンとしての才能は、これか大きな比重を占めなくなってくるということです。

社長は資金繰りに対応しなければならない

先代社長が資金繰りで苦労している姿を見た方もいますよね。社長は金融機関からの借入金の返済に全責任を持つとともに、資金が不足した時、調達に駆け回ることもあるでしょう。

しかし、我国の中小企業はある意味、借入金フリーの状態です。

特に社歴の長い会社は、過去に借入金返済の実績があるはずです。したがって、銀行もよほどのことがない限り、資金調達に対応してくれます。

ましてや、最近、社長が会社の借入金に連帯保証をすることも少なくなってきました。

つまり、社長は長い社歴に守られ、資金繰りに苦しめられることは稀になっているのです。

もちろん、今後業容拡大を目指すなら、運転資金や設備資金の調達は必須となります。そのため、資金調達のための資料を作る実務能力は、会社として向上しなければなりません。

社長は社内の抵抗勢力を説得しなければならない

社歴の長い会社ほど、そこには先代社長についてきた古株の社員がいます。経理や営業、製造などの社員は、新社長の能力を創業社長と比較してきます。

さらに、そのような社員は、業務の変化を嫌います。また、生産や事務作業の効率化、新製品の開発などに消極的な対応となって現れます。新社長はこれらのことで、社員対応に苦労することが多いのです。

何故、そうなるかというと、彼らが仕えていたのは創業社長であり、その息子や娘には世話にはなっていません。つまり、どこかで新社長を見くだしている場合があるのです。

しかし、社員が仕えるのは社長ではなくお客様です。つまり、お客様が求める製品改良や品質改善、コストダウンなど、社長もお客様が欲することを理解すれば、社員への対応も客様の声として、社員に自信を持って伝えられると思います。

社員の就業状況や福利厚生に気を配らなければならない

社長の給料が払えなくても、社員への給与や賞与、福利厚生費用の遅延はあり得ません。また、過度な残業の削減は放置できません。さらに、残業手当の不払いも認められません。

会社のコストの中で、最大のものは人件費と言ってもいいでしょう。

それを払い続ける責任は、借入金の返済以上にプレッシャーがあります。

自分一人で仕事するのであれば、たまに無休でも構いませんが、社員にはそうはいかないのです。

もちろん、社長と社員がより多くの利益の獲得のために努力するなら、会社も社員もハッピーなはずです。

社長の仕事は案外簡単なのを知りましょう

以上のように、社長が会社でしなければならないこと、気が抜けないことは沢山あります。

つまり、社長は会社の花形の仕事をしているとお思いでしょう。

しかし、社歴の長い中小企業の場合、既に商品やサービスも確立されており、お客様とも数多く関係を持っているはずです。

また、いろんな問題は抱えていたとしても、とにかく、社員はお客様と対応し、モノを作り、お金の勘定を今まで続けていいます。

つまり、これから、新人を一から採用し、研修する何とことをする必要はないですようね。

さらに、会社には利益を稼ぎ出す商品やサービスを作り出す、装置や仕組みもそろっています。

その状態で、新たに会社に就任した社長は何をしろというのでしょうか。

ここから、中小企業の社長の真実を見てみましょう。案外、社長とは簡単な仕事だと分かると思います。

社長の主たる仕事は雑用係

社長が雑用係とは理解不能かもしれませんね、でもそれが真実です。

皆さんは、会社の社長は、日々事業の方針を決めたり、経営戦略を考えたりしているのではないか。

またトップセールスのため、多くの経営者が集まる会合に参加し、新しいビジネスモデルを開発したりしているのではないかと思っていませんか?

ところが、スタートアップ企業なら社長が全てであることは間違いありません。

しかし、歴史を積んだ会社は、顧客の基盤も、販売する商品やサービスも確立されています。

したがって、社長がその才能を生かし、活躍をする場面はあまりありません。

つまり、社長がしなければならない最も大切な仕事は、社員がやらない、また、やれない仕事をすることです。つまり、各種の雑用を引き受けていると言えます。

社長がする雑用はとても大切な仕事

会社には、営業、モノつくり、経理などの管理と大きく分けて3つの機能に分かれ、社員が仕事をしています。

その3つの機能を各社員がになっているとなると、社長は何をすればいいかです。

事実、社長の一日は、社員からの相談、金融機関への訪問、得意先からのクレーム対応の社員への指示など雑多です。

しかし、中小企業では、これらの仕事は社員が、自らの判断でこなすことのできない仕事ばかりです。

また、社員が対応しても、相手方は信用しないことも重要です。

とにかく、相手にとっては社長という肩書が必要なのです。

雑用に必要な専門知識と経験

経理や人事のようなルーティンワークの仕事は、会社の社員が経験を積んできるため、社長が口を出す必要はありません。

また、営業にしろ、モノつくりでも、社員に顧客対応や機械の扱いなどは、社員が最もよく知っているはずです。

ところが、社員が行う日常のルーティンワーク以外の雑用は、判断が必要なものがほとんどです。

もちろん、社長がそのような専門知識に基づいてすべて判断するというのは不可能と思いませんか?

銀行からお金を借りるのに、どう対応したらいいのか。税務署や労働基準監督署の調査で、指摘されたことを説明しなければならない。

これらを任されても、社長でも結論を出せないこともあります。

つまり、社長の行う関わる判断は、外部の専門家にアウトソーシングすることです。

そして、同様の雑用を専門家の力を借りつつも、判断し解決していけば、徐々に、社長として判断できるようになります。

会社の利益と資金を確保することが社長の責任

利益を確保するということが雑用かと言われれば、違和感はありますね。

しかし、利益や資金を確保し続けているのは、実は社員であることを忘れてはいけません。

つまり、社長は社員が営業、モノつくりと管理がやりやすいように支援する役割であるということを、きもに銘じてください。

だからこそ、社員が働きやすいように会社の雑用を引受けるのです。そして、日々違う雑用をこなしながら、利益がたくさん出せるようになれば、社員に還元するということでいいのです。

また、残念ながらうまくいかない場合は、社長が責任を取る姿勢だけは崩してはいけません。

それでも不安な時はプロに相談しよう

ここまで紹介したように、社長の仕事というのは、案外簡単なものばかりです。しかし、そうは言ってもいきなり社長として従業員の信頼を得て、仕事をこなしていくことに、多かれ少なかれ不安を抱いている方も多いと思います。

そんな時は、自力で何とかしようとせず、経営のプロに相談することもひとつの手です。

本記事を執筆している三尾会計事務所では、経営面、税制面など様々な視点で貴社の状況に合わせた的確な方法をアドバイスしています。また、老舗企業との付き合いも多いため、二代目社長からの相談も多くあります。初回のご相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

社長が会社の雑用をうまくこなすために、会社のほとんど全ての雑用をこなすためのノウハウがあります。詳しくは「社長が雑用を楽々こなすための手順」(※LPへのハイパーリンク)をご覧ください

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