終活ノート(エンディングノート)とは?終活ノートの選び方や書き方を解説

終活ノートを知っていますか?エンディングノートとも呼ばれ、自分の人生の最後に向けて準備するためのノートです。自分自身のことやお墓や医療のことなど、自分の希望を書いて家族に伝えることができます。

しかし、いざ書いてみようと思うと「どんなノートを使ったらいいの?」「何を書いたらいいの?」と、悩みますよね。

そこでこの記事では、終活ノートについて解説します。これから終活ノートを書きたい方は、ぜひ参考にしてください。

終活ノートとは?

終活ノートとは、人生の最後に向けて葬式やお墓、延命治療など自分の希望について書き記すためのノートのこと。

事故や病気で意識を失った際、延命治療をするのか、どのような治療をしてほしいのか、葬式はどの業者でお願いしているのかなど、家族が困らないようにするために書いておきます。

終活ノートを活用すれば、今後の人生に向き合い見つめなおすこともできます。終活ノートは、エンディングノートと呼ばれることもあります。

終活ノートの書き方

終活ノートは、何に書くのかを決めましょう。PCでもいいですし、文房具売り場で売っている市販のノートでもかまいません。

書くノートを決めたら、何を書くか決めていきましょう。基本的には、クレジットカード情報や親戚や友人の連絡先、葬儀やお墓についてなどを書きます。

それでは、くわしく解説していきます。

何に書くのかを決める

終活ノートに決まりはありません。どんなノートに書くか、何を書くか自由に決めてかまいません。

例えば、PCに書くほうがやりやすいという方もいるでしょうし、ノートに書きたい方もいるでしょう。決まりはありませんので、好きな方法で書き記してください。

PCを使って書く

普段からPC(パソコン)を使用している方は、アナログよりもデジタルで残しておくほうが使いやすいかもしれません。PCなら簡単に上書き保存ができますし、IDとパスワードさえ分かれば、どこにいても書き記すことができますね。

自分が亡くなったあとに家族がログインできるように、PCのパスワードはノートなどに控えておきましょう。

好きなノートを使って書く

終活ノートに、決まりはありません。ですから、好きなノートを使って書いても問題ありません。学生の頃に使っていたような罫線が印刷してあるノートでもよいですし、キャラクターが描かれたものでもよいです。

好きな歌手や芸能人がいれば、写真を貼ってオリジナルのノートを作ってもよいですね。

市販の終活ノートを使って書く

最近では、専用のノートが販売されています。インターネットで「終活ノート」や「エンディングノート」と検索すると、たくさん出てきます。大型の文房具屋で取り扱っている場合もあります。

何をどのように書いたらいいのか分からない方は、市販の終活ノートを使うのもよいでしょう。

終活ノートに書く項目

終活ノートに何を書いたらいいの?と、悩む方もいるでしょう。終活ノートには、自分の基本情報やクレジットカードの情報、遺産について書きます。

基本的には何を書いてもよいですが、自分が自由に動けなくなったときや亡くなったあとに、残された家族が困らないように自分の情報を書きます。クレジットカードのパスワードなどの個人情報を書く場合は、普段人目に付かないところに保管しておきましょう。

自分の基本情報

あなた自身のことを書きます。生年月日や好きな食べ物のことなど、何でもよいです。家族構成や親族の連絡先なども書いておくと、いざというときに連絡がスムーズでよいですね。

そのほか、仲のよい友人のことや生い立ちを書く方もいます。

クレジットカードやSNSなどの情報

自分が亡くなったら、クレジットカードを止めなければなりません。しかし、本人でなければどのクレジット会社のものを使っているか分からない場合があります。亡くなったあとの家族が困らないよう、自分の使っているカード情報を書いておきましょう。

また、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを使っている場合、IDとパスワードを控えておきましょう。

資産や負債について

自分の資産や負債についても、終活ノートに書いておきます。

残された家族に教えるためでもありますし、自分がどれくらいの資産または負債を抱えているのかを整理するためでもあります。資産や負債が分かれば、スムーズに遺産分割ができます。

医療や介護について

病気などで自由に体が動かせなくなったとき、終活ノートに書いておけば自分の希望を伝えることができます。介護は自宅でしてほしいのか、施設か。施設ならどこに入りたいのかなど、希望は具体的に書いておきましょう。

医療についても、かかりつけの病院や意識がなくなった際に延命治療はしてほしいのかなど、いざというときのために希望を書いておいてください。

葬儀やお墓について

理想の葬儀がある方は、終活ノートに書いておいてください。終活で葬儀屋に相談している場合は、業者の連絡先も忘れずに書きましょう。

お墓についても、同様です。お墓も購入しているなら、場所など詳しく書きます。残された家族が迷わないように、細かく記入してくださいね。

遺言書について

終活ノートに遺言書を書いても、法的拘束力はありません。遺産相続についてなど、自分が亡くなったあとに家族がもめないように、遺言書を書きましょう。

終活ノートには、遺言書が保管してある場所を書いておくとよいです。

親戚や友人などの連絡先

疎遠になってしまった親戚や友人はいませんか?しばらく連絡を取っていなくても、葬儀には来てほしい、知らせたい親戚や友人はいるでしょう。

自分が亡くなったあと、連絡がスムーズにできるよう、連絡先を書いておきましょう。

終活ノートは無料で入手できる!

最近では、終活に関する専門の業者があります。好きなノートを使って終活ノートにしてもよいですが、専門家に相談すれば無料で入手できる場合があります。

終活ノートを無料で配布しているかどうかは、業者により異なります。気になる方は、問い合わせてみてくださいね。専門家に相談すれば、終活ノートが手に入るだけではなく、書き方も教えてくれます。ぜひ、活用してみてください。

まとめ

この記事では、終活ノートの選び方や書き方について解説しました。

終活ノートはどんなものを使ってもいいし、書き方は自由です。しかし、自由といわれると何をどのように書いたらいいのか悩みますよね。終活のノートは市販のものもありますし、専門の業者に頼めば書き方を教えてくれます。ご自身の都合のよいように、活用しましょう。

終活ノートの選び方や書き方に悩んだら、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

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