親が亡くなったら最初にすること|相続開始後の手続きと期限を順番に解説

親が亡くなった直後は、悲しみの中で多くの手続きを進めなければなりません。 何から手をつけるべきか分からず、不安になる方も少なくありません。

相続手続きで大切なのは、
「誰が相続人か」「何を相続するか」「いつまでに何をするか」を順番に整理することです。

相続では、戸籍の収集、遺言書の確認、財産調査、遺産分割、相続税申告など、 いくつもの手続きが連続して発生します。

この記事では、親が亡くなった後に行うべき手続きを、 「最初に確認すること」から「相続税申告」まで順番に整理して解説します。

この記事のポイント
  • 最初に相続人と遺言書の有無を確認する
  • 預金・不動産・株式・借入金など財産と債務を一覧化する
  • 相続放棄には原則3か月、相続税申告には原則10か月の期限がある
  • 遺産分割は税金だけでなく、その後の家族関係も考えて進める
  • 財産が多い・不動産がある・相続人が複数いる場合は早めの整理が重要

親が亡くなったら、まず確認する3つのこと

1.誰が相続人になるか
戸籍を確認し、配偶者・子・代襲相続人など法定相続人を確定します。
2.遺言書があるか
自筆証書遺言、公正証書遺言、法務局保管の有無を確認します。
3.財産と借金がどれだけあるか
預金、不動産、株式、保険、貸付金、借入金、未払金などを整理します。

相続人を確定する

相続手続きは、相続人が確定しなければ進められません。 被相続人の出生から死亡までの戸籍を集め、誰が相続人になるのかを確認します。

子が先に亡くなっている場合には孫が代襲相続人になることがあり、 子がいない場合には親や兄弟姉妹が相続人になる場合もあります。

注意
「家族が把握している人だけ」で判断せず、戸籍で法定相続人を確定することが重要です。

遺言書の有無を確認する

遺言書がある場合、原則としてその内容を前提に手続きを進めます。 ただし、遺留分や財産の記載漏れなど、別途検討が必要なケースもあります。

自筆証書遺言が見つかった場合は、保管方法によって家庭裁判所での検認が必要になることがあります。

財産と債務を調べる

次に、相続財産を一覧にします。 相続税の対象になるかどうかだけでなく、遺産分割の前提としても重要です。

預貯金・現金
土地・建物・マンション
上場株式・非上場株式・投資信託
生命保険金・退職金
貸付金・未収金
借入金・未払税金・未払費用

不動産や非上場株式がある場合は、単純な残高確認だけではなく、税務上の評価が必要になります。

相続財産がどこまであるか分からない段階でもご相談いただけます

相続人、遺言、預金、不動産、株式、借入金などを一緒に整理し、必要な手続きと期限を確認します。

今の状況を相談する

期限がある手続きに注意する

相続放棄|原則3か月以内
借金が多い場合など、相続をしない選択を検討する期限です。
準確定申告|原則4か月以内
亡くなった方に所得税の申告義務がある場合に必要です。
相続税申告・納付|原則10か月以内
相続税がかかる場合、申告と納付を行います。

特に相続税申告では、不動産評価や遺産分割に時間がかかることがあります。 10か月あると思っていると、実際にはあっという間です。

遺産分割を進める

遺言書がない場合、相続人全員で遺産分割協議を行います。 ここでは「誰が何を取得するか」だけでなく、その後の管理や納税資金まで考える必要があります。

「平等に分ける」ことと「円満に分ける」ことは、必ずしも同じではありません。

不動産や自社株など分けにくい財産がある場合は、将来まで考えて分割方法を検討します。

相続税がかかるか確認する

相続税は、遺産総額が基礎控除を超える場合に申告が必要になります。 ただし、小規模宅地等の特例や配偶者の税額軽減などを使うために申告が必要になるケースもあります。

不動産が多い場合、金融資産が少ない場合、非上場株式がある場合などは、 税額だけでなく「どう納税するか」も重要です。

相続税申告だけでなく、遺産分割・納税資金まで一緒に整理

不動産、自社株、金融資産などを確認し、相続人間の分割と税負担を一体で考えます。

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親が亡くなった後の手続き|順番で整理すると

STEP 1 相続人を確認する
STEP 2 遺言書を確認する
STEP 3 財産と債務を調べる
STEP 4 相続放棄・準確定申告など期限を確認する
STEP 5 遺産分割を行う
STEP 6 相続税申告・納付、名義変更を行う

まとめ|相続は「順番」と「期限」を押さえることが大切

親が亡くなった後には、多くの手続きがあります。 しかし、一つずつ順番に整理すれば、何をすべきかは見えてきます。

特に、相続人が複数いる、不動産が多い、借入金がある、遺言がある、相続税がかかりそうという場合は、 早めに全体像を把握することが重要です。

相続は、手続きだけではなく、家族と財産の今後を決める時間でもあります。

相続が始まったら、まず全体像を整理します

相続人、財産、遺言、分割、相続税、納税資金まで確認し、必要な手続きを一緒に進めます。

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